ある日のレッスン風景、
今回の生徒さんとの二重奏は、
ゴスペラーズの”永遠に”。
美しく切ないゴスペラーズの
代表曲ともいえますが、演奏はやさしくない。😅
主旋律やカウンターメロディーの
リズムが難しい、
そしてコード進行も複雑な上、
ギターではちょっとやりにくいキー。
オリジナルキーはE♭(♭が3つのキー)。
ギターをやっている人なら、わかると思うんですが
フラット(♭)が多い曲って、
コードがほとんどセーハコード
(1本の指が複数の弦を押さえる)になります。
すると、単純に左手が疲れるんです・・・。

なので、半音上げてキーをE(シャープ4つ)に
移調しました。
シャープ(♯)4つもあるって、
たいへんかと思いきや、
ギターでは意外と弾きやすいキーになります。
(セーハが少なくなります)
しかーし、原曲は後半で盛り上げるため
半音上に転調します。
ということは、キーEに移調しても
またフラット1つのキーFに行ってしまうのです。😅
まあ、キーE♭よりまだキーFの方が
楽ですけどね・・・。
様々な楽器はその特性から
得意なキーがあったり、苦手なキーが
あったりするのは当然かと思います。
(ギターはシャープ系に有利、
フラット系に不利)
生徒さんにはよく出てくるキーは
苦手意識がなくなるようにしおいてね、
と伝えています。
ト音記号の横のシャープは4つ、
フラットは3つくらいまでは
すぐにキー判断できるようにと。
主音(キー)が分かれば、
メロディーやコードが
どこを目的地として進んでいるか
見えてくるし、
どこのポジションで弾くべきかも
判断が楽になります。
もちろん、アドリブ演奏では
必ず理解しておかなくてはなりません。
新曲の練習に入る前には
まずその曲のキー(調)を
把握しておきましょう。
(キーの関連ページ)
それをしないで弾き始めるのは
目的地を決めないで、
車の運転を始めることに等しいのです。
(あてのない旅も楽しいものですが・・・)

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