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ウザいレッスン

 毎日レッスンしていると、
様々な表情の生徒さんたちと、
ふれあいます。
一生懸命、理解しようとしてくれる生徒さん、
たくさん練習してくる生徒さん、
忙しくても時間を捻出して
自分の速度で成長していく生徒さん・・・。

 ぼくはギターを弾くこと
(音楽すること)が好きですが、
同様に教えることも大好きです。
人間が持つ三大欲求は
食欲、睡眠欲、性欲と言われますが、
もちろん他にもいろんな欲が
あります。
その一つに、教育欲というものもあります。
教育欲とは、
”自分の持っている知識や技術を伝えたい”、
”人の成長を助けたい”、
”教えることで自分も幸せになりたい”と
いった欲になります。

 やる気のある生徒さんとは、
レッスン室がポジティブな雰囲気になり、
あれも伝えたいし、これも教えたいと・・・、
ぼくの頭の中はぐるぐると、それでいて
まあまあのトルク速度で思考し始めます。

 そして「啐啄同時」(そったくどうじ)
という禅の教えも意識します。
”啐”(そつ)は鳥のヒナが卵の中から
内側をつついて
殻を破ろうとする音。
”啄”(たく)は親鳥がヒナが卵から
外界に出ようとする時に、外から
殻をつつく音。

 つまり、ヒナが外に出ようとする時と、
親鳥が外界へと導く時は、同時であることが
大切という意味になります。
何かを体得して成長していくというのは、
この繰り返し。
生徒さんが”知りたい!上達したい!”と
思った時、
先生が”教えるタイミングだ!伝えるべきだ!”と
判断し、それがうまくハマれば
一気に、ブレイクスルーが起こる。
このタイミングがズレると、
お互い空振りとなる。

 高価なギターを買ったからといって、
突然上達するわけではありません。
地道な努力を重ねることなしに、
演奏する”喜び”を得ることは不可能。
そして、成長というものは
段階的なもの。
一直線に右肩上がりに上達していくような
ことはほぼなく、
壁にぶち当たったり、
伸び悩んだり、トンネルから抜け出せず
苦しんだり・・・。
そんな節目、節目に
師弟関係において”啐啄同時”の考えが
とても重要な役割を果たすことになります。

 また、生徒さんは教えられたことを
鵜呑みにするのではなく、
なるべく自分でも問題意識を持ち、 
自ら解決の道を探るべきだと思っています。
そのような自発性も尊重するため、
レッスンではけっこう
ぼくの方から生徒さんに質問する場面も
多いです。

・この曲のキー(調)は何?
・この曲はいつの時代の曲?
・この記号の意味は?
・この和声のコードネームは?
・この和声は、なぜ美しい?
・ここは、強く弾くべき?それとも弱く?
・この曲はどう解釈し、どう弾きたい?

etc・・・、
こんな質問、ウザい。(わかってます😃)

 ぼくの生徒さんなら、よく知ってますよね。
こんな感じのレッスン。
質問されることを察知して、
目を合わせないように
する人もいるよね〜😅
(信頼関係ができているからジョークになる)
でも、芸を磨くために、深ぼるって
こういうこと。

 レッスン中は、
この生徒さんに問題プリントを作ろう、とか
あの生徒さんには教材をまとめておこうとか、
ひらめいて、ちょっと時間のある時に
パソコン作業しています。
以下が、最近作ったプリント。

 
これは、チビちゃん向けリズムのクイズ。
⬇︎

結果は、100点でした!
⬇︎

 

こちらも、チビちゃん向け。ドレミを覚えるプリント。
⬇︎


こちらは、上級者向けプリント。
(ちょっと、むずいでしょ😃なんのこと?)
⬇︎

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